能登半島の「長期避難世帯」225世帯に 珠洲では豪雨被害で初認定

石川県庁＝金沢市で、日向梓撮影

　石川県は14日、元日の能登半島地震や9月の豪雨で被災した珠洲（すず）市の4地域19世帯を、被災者生活再建支援法による「長期避難世帯」に認定すると発表した。豪雨に伴う認定は初めて。地震で被害を受けた七尾市の3地域21世帯も追加認定し、能登半島の長期避難世帯の認定件数は6市町で計225世帯となった。対象となった世帯は、最大300万円の支援が受けられる。

　認定された珠洲市の4地域は、いずれも日本海側に面した大谷町内。県は、豪雨災害からの復旧には2～3年かかると見込んだ。七尾市内の3地域は、対策工事に2～3年を要すると判断した。【竹中拓実】