毎日歌壇・俳壇 11月18日の特選より

試験点灯でライトアップされた永観堂禅林寺の紅葉＝京都市左京区で2024年11月6日午後6時7分、大西岳彦撮影（写真はイメージです）

＜俳句＞西村和子選

やつと来てすぐ去る秋を惜しみけり

（羽生市　小菅純一）

＜短歌＞加藤治郎選

その棚に無ければ無いと告げられて小さい秋が見つけられない

（東京　石川真琴）

　今年は暑さが長く続き、ようやく秋になったと思いきや、あっという間に肌寒くなり、小菅さんは短すぎる秋への思いを詠みました。「ちいさい秋みつけた」は秋を代表する童謡ですが、石川さんが見つけようとして見つからなかった「小さい秋」は何だったのでしょうか。

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