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福岡名物・屋台の仕事、小学生150人が学ぶ 勤労感謝の日を前に

毎日新聞 / 2024年11月20日 8時45分

福岡市立舞鶴小の駐車場に設営された屋台で乾杯する児童ら=福岡市中央区で2024年11月19日午後2時4分、竹林静撮影

 勤労感謝の日(23日)を前に、福岡市立舞鶴小で19日、小学3年生約150人が福岡名物・屋台の仕事を学ぶ特別授業があった。児童は駐車場に設営された屋台に座り、ジョッキに麦茶を入れて乾杯。店主への質問タイムもあり、児童は「仕事で一番楽しい時は?」「売り上げは?」と興味津々の様子だった。

 授業は市の良いところを知る総合的な学習の一環で、校区に屋台街がある舞鶴小の児童に地元の魅力の一つである屋台の仕事を知ってもらおうと市が初めて企画。長浜屋台街の「屋台のたまちゃん」店主、貴田大作さん(46)と「長浜少衛」店主の劉少衛(りゅうしょうえい)さん(28)が講師となった。

 質問タイムでは「1日の売り上げはどうですか」との鋭い質問が飛び出し、貴田さんは「今の時期、忙しい日は10万円を超える。ペイペイドームでホークスが勝った日はお客さんが多い」と説明。大変なことは何かという質問には「準備に1時間半、片付けには2時間かかる」と答えた。

 真剣な表情で聴き入っていた佐伯純青(じゅんせい)さん(9)は「大人になったら屋台でいっぱい食べたい。まずは家族と行きたい」。平塚理(みち)さん(9)は「みんなと一緒に飲んだ麦茶はとてもおいしかった」と話していた。【竹林静】

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