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来春開催の「四国こんぴら歌舞伎」、中村獅童さん親子が初出演 香川

毎日新聞 / 2024年11月25日 17時54分

現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」=香川県琴平町で2024年11月25日、川原聖史撮影

 香川県琴平町にある現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」で来春開催される「第38回四国こんぴら歌舞伎大芝居」(同推進協議会主催)について、同町は25日、出演役者や演目などを発表した。映画やテレビでも活躍する中村獅童さんと、長男陽喜(はるき)さん、次男夏幹(なつき)さん親子が初出演する。

 金丸座は江戸時代の1835(天保6)年に建てられ、1970年に国の重要文化財に指定された。

 公演は2025年4月4~20日(10日は休演)で、午前・午後の2部構成。第1部の午前の演目は「毛谷村(けやむら)」と「魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)」、第2部の午後は「蜘蛛(くも)の拍子舞(ひょうしまい)」と「らくだ」。推進協議会の会長を務める片岡英樹町長は「こんぴらさんに来て、江戸の歌舞伎の世界を多くの人に堪能してもらいたい」と呼びかけた。

 初日前日の4月3日は、出演役者らが金刀比羅宮で公演の成功祈願をした後、町中を人力車でまわる顔見せの「お練り」が予定されている。

 観劇料はA席1万6000円▽B席1万2000円▽特別席2万円。問い合わせは、四国こんぴら歌舞伎大芝居事務局(0877・75・6714)。【川原聖史】

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