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遺族「正直に話して」 17年前の女児殺害容疑者逮捕でコメント

毎日新聞 / 2024年11月27日 12時46分

鵜瀬柚希さんが刺された現場を調べる捜査員ら=兵庫県加古川市で2007年10月16日、北村隆夫撮影

 兵庫県加古川市で17年前、小学2年の女児(当時7歳)を刃物で殺害したとして、兵庫県警は27日、無職の勝田州彦(くにひこ)容疑者(45)を殺人の疑いで再逮捕した。

 容疑者の逮捕を受け、被害女児の遺族は代理人弁護士を通じてコメントを発表した。全文は以下の通り。

 犯人の逮捕にあたって

 平成19年10月16日に娘が殺害され、それからの17年間、私たちにとって本当に長い長い月日でした。この17年間にはさまざまなことがありましたが、その月日があまりに長すぎて、この3週間ほどの突然の出来事、展開に対して気持ちが追いついていないというのが正直なところです。

 ただ、娘を殺害した犯人が逮捕されたことで「一区切り」という言葉もあるかもしれませんが、娘が返ってくるわけでもなく、またこれからも捜査や裁判も続く中で、私たちにとっては何の区切りでもありません。犯人が今後どのような話をするのか分かりませんが、私たちとしては、全てを正直に話してほしいと思うばかりです。

 娘が殺害された17年前もこの3週間ほどの間も、多くの報道機関の方があちらこちらで取材をされ、報道もされています。事件とは関係のない私たちの知人、友人の他、事件のあった地域でも取材をしているようですが、私たちとしては、娘が殺害されたこの事件の推移をしっかりと見守りたく、そっとしておいていただきたいと考えています。

 令和6年11月27日

 被害女児の母及び遺族一同

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