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2歳児の傷害致死事件で逆転無罪 保釈の養父に大阪高裁判決

毎日新聞 / 2024年11月28日 10時47分

「逆転無罪」などと書かれた紙を手に喜ぶ支援者ら=大阪市北区で2024年11月28日午前10時32分、土田暁彦撮影

 2歳だった養女に暴行して死なせたとして、傷害致死などの罪に問われた今西貴大被告(35)の控訴審判決で、大阪高裁(石川恭司裁判長)は28日、懲役12年とした1審・大阪地裁判決を破棄し、全面的に無罪を言い渡した。

 1審判決(2021年3月)は大阪市東淀川区の自宅で17年12月、養女にわいせつな行為をしてけがをさせたうえ、頭部に何らかの方法で強い衝撃を与えて死亡させたと認定。生前に左足を骨折させたとする傷害罪は事故の可能性があるとして無罪としていた。

 被告は一貫して無罪を主張。約5年半の勾留が続いていたが、控訴審が結審した後の24年7月に保釈された。保釈条件では被告の逃亡を防ぐための「監督者」を選ぶ新制度が適用されていた。【木島諒子】

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