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鹿児島特産「大将季」、収穫期告げるはさみ入れ式 色付き良く

毎日新聞 / 2024年11月28日 16時12分

鈴なりの大将季を収穫する上和田憲生さん=鹿児島県日置市東市来町養母で2024年11月28日午前10時11分、梅山崇撮影

 鹿児島県特産のかんきつ「大将季(だいまさき)」の収穫がJAさつま日置(同県日置市)管内で始まった。28日は同市東市来町養母の上和田憲生(かみわだのりお)さん(72)方ビニールハウスで、はさみ入れ式があった。販売は30日に鹿児島市場で始まり、来月には東京や大阪の市場にも出る。

 大将季は1997年、「不知火(しらぬい)」(デコポン)の枝変わりとして発見された。直径約10センチで果汁が多く、甘味が強いのが特徴。皮や果肉の色が濃く、むきやすい。

 管内では計13農家が生産し、251アールでビニールハウスを使った加温栽培をしている。今夏の高温で裂果したり、台風10号でいばらが果実に刺さったりしたため、年内いっぱいまでの収穫は昨年の約55%に当たる59・6トンにとどまる見通し。

 上和田さんは「ここ1週間の冷え込みで色付きも良くなった。自信を持って出荷できます」と話していた。【梅山崇】

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