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ふるさと納税でミシュラン二つ星の味 返礼品にレシピ付きの米と野菜

毎日新聞 / 2024年12月2日 12時0分

北海道東川町が誇る米、野菜、水を手に新しい返礼品をPRする菊地伸町長、「紀尾井町 福田家」の福田貴之社長、JAひがしかわの牧清隆組合長(右から)=東川町で2024年11月22日午後5時59分、横田信行撮影

 東京の和食の名店のレシピで、東川米と野菜を堪能して――。北海道東川町がふるさと納税の返礼品「紀尾井町 福田家レシピで味わう東川米と東川野菜」の申し込みを受け付けている。町は大雪山系の豊富な伏流水を生かした農業が盛んで、東川米が町の返礼品の大部分を占めるほどの人気となっている。おいしい水で作った米と野菜の知名度を向上させ、販路拡大にもつなげようと、一般的な返礼品を一工夫した。【横田信行】

 町の魅力向上コーディネーターを務める丸橋企画(東京都調布市)が仲介し、格付け本「ミシュランガイド」東京版で18年連続で二つ星を獲得している日本料理の「紀尾井町 福田家」が夏と秋の旬の農産物の魅力を引き出す料理を考案。そのレシピを米と野菜、水と一緒にした新しい方式の返礼品とした。

 発表したのは秋発送用で、東川ポテトサラダ▽切り干し大根サラダ▽切り干し大根煮▽切り干し大根コロッケ▽揚げじゃがいものみそ煮▽しいたけとたけのこの肉みそ--の6品。レシピは当面、寄付者限定にする。

 福田家4代目の福田貴之社長は「東川米は粒が立って素晴らしく、野菜もおいしいので、白米に合うおかずを考案した。料理人の勘と経験頼りの味を家庭でも手軽に再現できるように手順も細かく説明した。分量を数値化するのに一番、苦労した」と話す。

 菊地伸町長は「素材の魅力を十分に生かしたレシピができた。農業や地域を盛り上げる取り組みにつながれば」と期待を寄せた。菊地町長やJAひがしかわの牧清隆組合長が早速、試食して「ご飯が何杯でも食べられる」などと味に太鼓判を押していた。

 寄付額3万円の100セット限定。鮮度と栄養素を保持した国内初の製法で精米した「健康ひがしかわ米」(1合4袋)▽平成の名水百選に選ばれた大雪旭岳源水のペットボトル(500ミリリットル2本)▽レシピに合わせた旬の野菜と動画付きのレシピ--を同封する。発送は来年8月と10月の2回。

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