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逗子市分の生ごみ分別収集延期に 葉山町の資源化施設完成遅れで

毎日新聞 / 2024年12月3日 19時10分

現在5カ月遅れで建設が進む葉山町クリーンセンター内の生ごみ資源化施設=同町堀内で2024年12月3日午前9時27分、福沢光一撮影

 神奈川県葉山町の山梨崇仁町長は3日、2025年3月から逗子市と共同で開始を予定していた生ごみ分別収集のうち逗子市分の実施延期を明らかにした。町議会特別委員会で述べた。逗子市は25年3月からの生ごみ分別収集を延期する。

 逗子市と葉山町は、燃えるごみを逗子市内で焼却処分している。うち生ごみ(25年度推計で3200トン)を25年3月から分別収集し、葉山町内に新設する生ごみ資源化施設で、堆肥(たいひ)化して再利用することを目指していた。

 しかし、施設の建設が遅れ、完成は同7月末の見通しになったという。葉山町は完成までの間、町外の民間業者で資源化処理して計画通り生ごみ分別収集することとし、逗子市にも同調を呼び掛けた。だが、逗子市は「委託先の民間業者や負担金額などの具体的な計画が示されていない」などとして難色を示したという。

 逗子市は既に配布したパンフレット3万5000部(75万円)、生ごみ用指定袋約420万枚(3100万円)などを作製しており、延期に伴う費用の負担交渉が葉山町と今後行われそうだ。【福沢光一】

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