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子育ては「中立で」 ランジェリープロデューサーの長谷川京子さん

毎日新聞 / 2024年12月12日 14時0分

ポーズを取る長谷川京子さん=東京都世田谷区で2024年11月28日、三浦研吾撮影

 「ハセキョー」の愛称で親しまれる俳優の長谷川京子さん(46)が、ランジェリーのブランド「ESS by(エスバイ)」をプロデュースしている。プロデューサー、俳優、中学生の2児の母親として、多忙な日々を送る長谷川さん。毎日新聞のインタビューで子供との向き合い方について「中立でいるように心がけています」と語った。

 10代からモデルとして活躍し、2000年の女優デビュー以来、ドラマや映画で主演を重ねた。プライベートでは長男、長女の出産を経て、30代は育児を最優先してきた。

 一般的に女性は、妊娠・授乳中を通して胸が変化するが、「私はその変化を2往復しました」と笑う。「35歳くらいから、やはり女性としては体のメリハリをつけたい、やれることはやってみようと。ブラジャーでホールドしたり、マッサージしたり努力しました」。そんな長谷川さんに、ランジェリーの企画・制作の話が舞い込んだのは40代を迎えた頃だった。

 小学生になっていた2人に少し手がかからなくなったと感じ始めていた時期だ。「メンタル的にも身体的にも変化がありました。このまま母親としてだけの私で生きていってよいのだろうか。もう一度ちゃんと一人の女性として、自分と向き合いたい」と考えていた。

 自分の生き方を見つめ直すのと同時に、長谷川さんは「女性がもっと自由に、解放的に生きてもいいんじゃないかという気持ちがずっとありました」とも振り返る。そんなメッセージを女性たちに届けたいと考え、二つ返事でプロデュースの仕事を引き受けた。「自愛」(セルフラブ)をコンセプトとするエスバイは21年に始動した。「自分と一番密につながる下着が、自分にとってフィットしてよく見えたら気分も上がる」。ブラジャーは胸が綺麗に見えるように、脇を高くし、カップの曲線を工夫した。

 現在、中学生となった2人について、「子供はもう自分たちの社会を持って生活しています。そこに私は入れない部分もあり、歯がゆさはありますね」と語る。「子育てってやろうと思えばいくらでも手がかけられます。でも、子育てのハードルを少しでも低くすれば楽になることも多いです。自分に向き合う時間を持っても、子供は育つと思います」

 育児において大事にしていることを尋ねると、「彼らの考え方や思考って環境で変わると思います。彼らと対話する時には、できるだけ中立でいるように心がけています」と話した。

 例えば、子供が友人とけんかしたという場合。自分の子供に肩入れしすぎたり、相手を一方的に悪く言ったりしないよう心がけているという。「もちろん私に話してくれているので、同調することも必要だとは思うんですよ。同調と客観性のバランスをとるようにしています」

 子供について語る長谷川さんの表情は柔らかく、優しかった。【榊真理子】

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