「紀州のドン・ファン」事件 裁判員「直接的な証拠なく判決苦労」
毎日新聞 / 2024年12月12日 16時41分
和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた野崎幸助さん(当時77歳)を急性覚醒剤中毒で死なせたとして、殺人などの罪に問われた元妻、須藤早貴被告(28)の裁判員裁判の判決で、和歌山地裁(福島恵子裁判長)は12日、無罪(求刑・無期懲役)を言い渡した。
判決後、裁判員を務めた20代の男性会社員が記者会見に応じ、「審理の期間が長く、証人も多かったため全て吟味して判決を出すことに苦労した」と振り返った。
公判は9月12日に始まり、11月18日まで計22回の審理があった。証人は28人に上った。
野崎さんの急死を巡っては、目撃証言を含めて被告の関与を裏付ける直接的な証拠がなく、検察側は状況証拠を中心に立証を進めた。
男性は「直接的な証拠がないこともあり、判決まで答えが出なかった。(無罪の結論は)評議の中でしっかりと話し合って出した答え。悩みは特にない」と語った。
報道陣から「被告が判決時に泣いているように見えたがどう思ったか」と問われると、「安堵(あんど)したのかなと思った」と話した。【安西李姫】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【無罪判決が出た理由は?】ドン・ファン元妻への判決を読みとく「完全に否定できない」「言い切れない」和歌山地裁は検察側の立証不十分と判断
MBSニュース / 2024年12月12日 18時5分
-
【紀州のドン・ファン事件】「誤って致死量の覚醒剤を摂取した可能性を否定できない」元妻に無罪判決 裁判員は「すべて吟味して判決を出すのに苦労した」
MBSニュース / 2024年12月12日 16時15分
-
「紀州のドン・ファン」殺害した罪に問われている元妻の裁判 きょう午後判決へ
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月12日 12時17分
-
“紀州のドン・ファン”殺害きょう判決 須藤被告は無罪主張 和歌山地裁
日テレNEWS NNN / 2024年12月12日 0時52分
-
紀州のドン・ファン元妻「無期懲役」求刑の背景 小川泰平氏は「厳しい」その理由と無罪の可能性
よろず~ニュース / 2024年11月20日 12時10分
ランキング
-
1紀州のドン・ファン死亡、元妻に無罪判決 検察側は無期懲役を求刑
産経ニュース / 2024年12月12日 13時42分
-
2「何年も人殺し扱い」肩震わせ鼻すする音も 無罪判決に紀州のドンファン元妻
産経ニュース / 2024年12月12日 15時7分
-
3在沖縄米海兵隊、ジャングル戦の訓練公開 ロープで垂直の崖下りる
毎日新聞 / 2024年12月12日 10時9分
-
4【速報】殺人罪「紀州のドン・ファン」元妻に無罪判決
MBSニュース / 2024年12月12日 13時45分
-
5残業代未払いや無償作業、橋本総業の改善計画を公取委が認定…取引先に3800万円支払いへ
読売新聞 / 2024年12月12日 18時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください