交番で部下に強制わいせつ致傷、元警察官に執行猶予判決 熊本地裁
毎日新聞 / 2024年12月16日 19時21分
熊本県内の交番で勤務中に部下の女性警察官にわいせつな行為をしたなどとして、強制わいせつ致傷罪に問われた元県警警察官の男性被告=懲戒免職=の裁判員裁判で、熊本地裁(中田幹人裁判長)は16日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役3年6月)の判決を言い渡した。県警は被害者のプライバシー保護の観点から処分を公表せず、公判も被告の氏名などを明らかにせずに進められた。
判決によると、当時交番長だった被告は2023年2月3日午後11時15分~4日午前0時ごろ、交番の男性仮眠室で、部下の20代の女性警察官の服を脱がしたり、胸や下半身を触ったりして全治約10日間のけがをさせた。
判決で中田裁判長は「直属の部下である被害者が逆らいがたいことを認識しながら閉鎖的な状況下で執拗(しつよう)なわいせつ行為に及んだことは、卑劣」と厳しく指弾する一方で、約30年間勤務した警察を懲戒免職処分になったことなどを考慮して執行猶予を付けた。
県警の松見恵一郎首席監察官は「当時現職であった警察職員が有罪判決を受けたことを重く受け止めており、県民の皆様に深くおわび申し上げる」などとコメントした。【野呂賢治】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
部下の女性を男性用仮眠室に…交番勤務中にわいせつ行為しけがさせた元警察官に有罪
KKT熊本県民テレビ / 2024年12月16日 19時54分
-
わいせつ致傷の元警官に有罪判決=県警、事件公表せず―熊本地裁
時事通信 / 2024年12月16日 18時10分
-
交番で部下にわいせつ行為、けがさせた元警官を在宅起訴…熊本県警は公表せず懲戒免職に
読売新聞 / 2024年12月11日 6時53分
-
交番勤務中に部下の女性警察官にわいせつ行為 元警察官の男に懲役3年6か月求刑
KKT熊本県民テレビ / 2024年12月10日 17時36分
-
交番で部下の女性警察官にわいせつ行為 元警察官の男が起訴内容を認める 警察は事件を公表せず
KKT熊本県民テレビ / 2024年12月9日 18時6分
ランキング
-
1現場近くの小学校、4分の1の児童が欠席 北九州2人死傷、広がる不安
毎日新聞 / 2024年12月16日 19時14分
-
2北九州中学生2人死傷 逃走の男性は黄色のサンダル着用か
毎日新聞 / 2024年12月16日 16時10分
-
3太陽光パネルのリサイクル、義務化へ 費用は製造業者らの負担に
毎日新聞 / 2024年12月16日 19時5分
-
4インフルエンザ感染急拡大も「薬が足りない」 患者数は1週間で2倍「診察の予約とれない」の悲鳴
J-CASTニュース / 2024年12月16日 12時10分
-
5斎藤知事らへの告発状、県警と地検が受理 PR会社の報酬巡り捜査へ
毎日新聞 / 2024年12月16日 20時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください