千葉県内の民家で強盗致傷事件相次ぐ 刺された住人も、容疑者は逃走

パトカーの赤色灯＝曽根田和久撮影

　22日未明、千葉県柏市と旭市の住宅に、何者かが押し入り、住人に暴行を加えけがをさせ、逃走する事件が相次いだ。千葉県警はいずれも強盗致傷事件とみて、首都圏で相次ぐ強盗事件などとの関連を調べている。

　県警によると、柏市の住宅では午前2時35分ごろ、「家に侵入した者ともみ合いになった。首を絞められ、顔を数回殴られた」と110番があった。1階で入浴中だった男性住人（66）が物音に気づき2階へ向かったところ、階段の踊り場で何者かと鉢合わせとなり、顔面を殴られたり首を絞められたりしたという。侵入したのは2人組とみられ、逃走した。侵入した1人は上下黒の服に黒の覆面姿だった。

　一方、柏市の現場から約60キロ南東に離れた、旭市の住宅からは午前5時25分ごろ「若い男が侵入してきて、夫が刺された。ガラスを割って入ってきたと夫が言っている」と110番があった。男性住人（69）が1階で侵入者に刃物のようなもので刺されたが、意識はあり、命に別条はないという。侵入者は上下黒い服を着ていたという。【田中綾乃】