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パラ車いすテニス「金」の上地結衣選手が一日院長 「元気もらった」

毎日新聞 / 2024年12月23日 16時24分

院内回診する一日院長の上地選手(右)=福岡県飯塚市で2024年12月23日午前11時7分、岡村崇撮影

 パリ・パラリンピックの車いすテニス女子金メダリストの上地結衣選手(30)が23日、福岡県飯塚市の脊椎(せきつい)脊髄疾患の専門病院「総合せき損センター」で一日院長を務めた。

 白衣を着用した上地選手は、先天性の脊椎の病気で幼少時からリハビリを繰り返したことを紹介するなどし、院内の患者に声をかけて回った。上地選手が獲得した金メダルを手にした患者からは「思ったより重たい」「記念になった」などの声が漏れた。また、他の女性患者は「元気をたくさんもらった」と感激した様子だった。

 その後、上地選手は集まった患者らを前に、パリ・パラリンピックのシングルスとダブルスで金メダルを獲得したことなどを報告し、「次はウィンブルドンのシングルスで優勝したい」と語った。

 飯塚市では毎年、車いすテニスの国際大会が開催されており、上地選手は何度も参加している。一日院長は同センターが患者を元気づけるために初めて企画した。【岡村崇】

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