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専用水道のPFAS濃度、空自芦屋基地など44カ所で目標値超え

毎日新聞 / 2024年12月24日 11時7分

環境省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 環境省と国土交通省は24日、全国の寄宿舎や社宅、療養所などの自家用水道などとして使われる専用水道に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)の調査結果を公表した。全国8177カ所のうち、9月末までに1929カ所から報告があり、このうち2020年度以降、計42カ所で国の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えていた。10月以降の報告で、さらに計2カ所も目標値を超えたという。

 また、国が設置している専用水道のうち、目標値を超えた施設のデータが公表された。航空自衛隊芦屋基地(福岡県)の1リットル当たり1500ナノグラムが最も高かった。その他の主な施設は、府中刑務所(東京都)で同204ナノグラム、陸上自衛隊小平駐屯地(同)で同200ナノグラムなどだった。

 都道府県別では9月末時点で、東京22カ所▽神奈川5カ所▽石川3カ所▽大阪3カ所――などで目標値を超えた。【渡辺諒】

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