24年の出生数、初の70万人割れの見込み 有識者試算
毎日新聞 / 2024年12月24日 19時31分
厚生労働省が24日に公表した10月の人口動態統計(速報値)などを基に有識者が試算したところ、2024年の日本人の出生数は約69万人にとどまる見通しとなった。国が統計を取り始めた1899年以降、初めて70万人を割る見込みで、少子化に歯止めがかからない現状が改めて浮き彫りになった。
試算したのは、デロイトトーマツグループの経済系シンクタンク「DTFAインスティテュート」の奥田宏二主任研究員。1~10月の出生数は60万3638人で前年同期比で4・9%減少した。奥田氏が今年1~10月や過去10年の平均減少率などを基に試算したところ、今年1~12月の出生数は日本在住の外国人らを含む速報値ベースで約72万人、日本人に限った概数だと約69万人の見込みとなった。
国立社会保障・人口問題研究所が23年に公表した将来推計人口(中位推計)では、日本人の出生数が70万人を割るのは38年。想定より14年程度早いペースで少子化が進んでいると言える。
奥田氏は「全国的には出産する年代の女性が減っていることが大きな要因だが、地域ごとに異なる課題もある。より地域に合った少子化対策が必要」と指摘した。【塩田彩】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
2024年の出生数は約69万人!愛子さまを取り上げた医師が語る少子化対策のカギは「卵子老化」と「プレコンセプションケア」【ベビーカレンダー調査結果】
PR TIMES / 2024年12月25日 9時15分
-
不妊外来から見える治療の現状(1)30代患者が増えた保険適用がプラスに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月24日 9時26分
-
【妊活と不妊に関する意識調査】出生数が過去最低を更新妊活を行っている夫婦は、わずか30%という結果に約7割の夫婦が不妊の原因を知らない!子供のいない夫婦の悩みの原因は「夫婦間の性のマンネリ化」か?
PR TIMES / 2024年12月16日 12時15分
-
婚姻数が戦後初の50万組割れ 「お金がなければ…」若者が結婚しない切実な理由
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月3日 9時26分
-
出生数70万人割れ…少子化に歯止めをかけるカギは「地方の若年女性」が握る 識者が指摘
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 9時26分
ランキング
-
1岸和田市長の妻も会見に同席し“女性への性加害”否定 「大事な家族の一員」「市長を続けて欲しい」 永野市長は不信任議決に不満示す
ABCニュース / 2024年12月24日 22時16分
-
2中3殺傷事件、刃物数十本を押収 北九州、入手経路や経緯調べる
共同通信 / 2024年12月24日 21時22分
-
3【独自】災害関連死の審査待ち200人超 能登半島地震、犠牲者大幅増も
共同通信 / 2024年12月24日 20時16分
-
424年の出生数、初の70万人割れの見込み 有識者試算
毎日新聞 / 2024年12月24日 19時31分
-
5下半身がこたつに入った状態…住宅で79歳女性の遺体見つかる 同居する長女を殺人容疑で逮捕 家族間のトラブルか
東海テレビ / 2024年12月25日 6時39分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください