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介護休暇など不正取得し国内外旅行 大阪府教委、女性教諭を懲戒免職

毎日新聞 / 2024年12月26日 18時18分

大阪府教育庁が入る大阪府庁別館=大阪市中央区で、曽根田和久撮影

 大阪府教委は26日、休暇を繰り返し不正に取得して国内外の旅行に出かけていたとして、府立支援学校の女性教諭(45)を懲戒免職とした。処分は同日付。

 府教委によると、女性教諭は2018年から24年の約6年間で病気休職中に無断で3回海外旅行に出かけたほか、生理休暇や介護休暇などを虚偽の申請理由で不正に取得して国内外への旅行を繰り返していたという。不正取得とされるのは計50日以上とみられ、その間にオーストラリアやスペイン、ボリビアなど八つの国と地域、石垣島や秋田といった国内4カ所を旅行していた。女性教諭は府教委の聞き取りに「よくないことだと分かっていたが、(旅行したい)気持ちを抑えられなかった」と話し、不正取得した分の給料を全額返還する意向だという。

 24年6月、夫婦げんかの末に女性教諭が顔面にけがをし、別の支援学校に勤務する夫が傷害容疑で逮捕された。その後、夫は不起訴になったが、府教委などの調査の過程で女性教諭が常習的に休暇を不正取得していたことが発覚した。

 また、事務職員が断ったにもかかわらず執拗(しつよう)に食事やカラオケに誘った府立高の男性校長(60)、生徒の首をつかんで軽く絞めたり不適切な発言を繰り返したりした男性講師(66)をそれぞれ停職1カ月、空手部の合同練習で女子生徒に「強かろうが、女が男と(試合を)やるのは男が迷惑」などと不適切な発言をした女性教諭(60)を戒告、通勤手当を不正に受給した府立支援学校の女性教諭(31)を減給10分の1(1カ月)とした。いずれも26日付。【戸田紗友莉】

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