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登記書類の変造に盗撮、セクハラ 県職員5人を懲戒処分 福岡

毎日新聞 / 2024年12月26日 18時30分

頭を下げる人事課職員ら=福岡市博多区の県庁で2024年12月26日午後3時6分、森永亨撮影

 土地の所有権移転登記をしないまま、登記完了証などを変造して、地権者に補償金を支払ったとして、福岡県は26日、福岡地区の県土整備事務所の職員3人を停職6カ月などの処分にした。

 県人事課によると、主任主事の男性(35)は2~3月、土地の登記完了証や登記事項証明書をコピーして変造し、登記したようにみせかけて補償金約5000万円を支払うなどした。男性は「契約した支払期限が迫っていたので、地権者に迷惑をかけないため」として独断で変造したという。地権者から別の土地の手続きについて問い合わせがあり、同事務所が確認して発覚したという。関係する職員2人も減給10分の1(1カ月)と戒告にした。

 また県商工部の事務主査の男性(37)は2021年8月、民家で入浴中の女性を撮影しようとスマートフォンを向けたとして、県迷惑行為防止条例違反(盗撮)などで罰金80万円の略式命令を受け、県は停職12カ月の処分にした。

 県農林水産部の出先機関に所属する企画主査の男性(53)は、5月にグループで飲酒して帰宅途中の路上で、同僚の女性職員にキスをするなどのセクハラ行為をしたとして減給10分の1(3カ月)の処分にした。【森永亨】

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