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「落語協会百年」フィナーレへ 亡き名人の思い出語る座談会も

毎日新聞 / 2024年12月29日 11時0分

落語協会の柳家さん喬会長(手前)と(後列左から)柳家喬太郎さん、林家正蔵副会長、橘家円太郎さん、林家彦いちさん=東京都千代田区で2024年12月26日午前10時47分、西本龍太朗撮影

 2024年2月に創立100周年を迎えた落語協会(柳家さん喬会長)が26日、東京都内で記者会見を開き、3月から寄席で開催してきた特別興行「落語協会百年」の締めくくりとなる内容を発表した。

 「落語協会百年興行ファイナルシリーズ」と題して、25年1月下席から4席連続での特別興行。24年1月に亡くなった寄席紙切り芸の第一人者、林家正楽をしのぶ追善興行(上野・鈴本演芸場25年1月下席=21~30日、夜の部)をはじめ、今は亡き名人らの思い出を語り合う座談会(新宿末広亭2月上席=1~10日、昼の部)、歌好きな落語家による歌謡ショー(浅草演芸ホール2月中席=11~20日、昼の部)などが行われる。

 グランドフィナーレとなる池袋演芸場2月下席(21~28日)昼の部では、協会員の柳家喬太郎さんや柳家三三さん、春風亭一之輔さんらが日替わりで番組(プログラム)をプロデュース。千秋楽には落語芸術協会の春風亭昇太会長と上方落語協会の笑福亭仁智会長も出演する。

 落語協会百年実行委員長を務めた林家正蔵副会長は「100年を振り返ると、疫病があったり木戸を閉めることがあったりした。そのたびに先人たちはどう生きてきたのかを学び、勉強になった」と話した。さん喬会長は「噺(はなし)家にとって一番大事な寄席を中心にして活動してくれたことに感謝したい」と協会員らをねぎらった。

 興行内容など詳しくは落語協会のホームページ(https://www.rakugo-kyokai.jp/)。【西本龍太朗】

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