年の瀬「せめて1食くらいは力に」 生活困窮者にパンなど配布 福岡
毎日新聞 / 2024年12月29日 19時16分
毎週日曜日に天神中央公園(福岡市中央区)で路上生活者らに食料品を配布しているNPO法人「エンジェルアシスト福岡自立支援協会」(同区)は29日、今年最後の活動を行った。生活困窮者ら約70人がパンやカップ麺などを受け取り、「ありがとうございます」などと支援者らに感謝していた。
天神中央公園では午後2時の配布前、寒空の下、帽子や上着、マスクを身につけるなどした路上生活者らが行列を作っていた。午後2時になり、支援者たちから「良いお年をお迎えください」と声をかけられ、スキムミルクや豆、ミカンなどを受け取った。生活が困窮しているという男性(66)は、「ありがたい。年末年始は炊き出しのある公園に行くつもり」と話していた。
同法人は2010年に設立され、天神中央公園では10年以上配布活動してきた。今年最後の活動を見届けた男性理事(60)によると、通常は約100人が列を作り、以前に比べて困窮者が増えたという。男性理事は「生活全ての面倒を見ることはできないが、1食くらいは力になりたい。必要な支援で今後も続けていきたい」と話した。【山口響】
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