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金の小判抱えた「ジャンボ白蛇」 地元住民の手作り 三重・辰水神社

毎日新聞 / 2024年12月30日 12時15分

とぐろを巻いて小判を抱える白蛇のジャンボ干支=津市美里町の辰水神社で2024年12月29日、下村恵美撮影

 津市美里町の辰水神社に29日、恒例の「ジャンボ干支(えと)」が奉納された。来年の干支「巳(み)」にちなんで作られた白蛇は高さ3・2メートル、幅3メートル、重さ約200キロ。頭をもたげてとぐろを巻き、金色に輝く「たつみず」と刻印された小判を5枚を抱えている。白蛇は、七福神の一人で金運などをつかさどる弁財天の使者で化身ともされる。

 地域活性化のために40年続く年末の風物詩。地元の町おこしグループ「ふるさと愛好会」が1日から制作にあたり、40~70代の約30人の会員が毎晩2時間ずつ作業した。

 鉄骨で骨組みを作り、周りに発泡スチロールを貼り付けた後、スプレーで彩色。仕上げは前日の28日までかかったという。増井公生代表(76)は「金運や景気が上向くように願い、小判を持たせた。鉄骨で体の曲線を作るのが難しかった」と明かした。

 奉納を楽しみにしていたという西山真聖さん(11)は巳年生まれで、「自分の干支なのでうれしい。穏やかな顔がいいと思う」と笑顔で話した。

 ジャンボ干支の設置は、来年3月末ごろまでの予定。【下村恵美】

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