「長かったようであっという間」 石川・珠洲に献花台、住民ら追悼
毎日新聞 / 2025年1月1日 19時39分
能登半島地震から1年となる元日、初日の出を見つめる人たち。「珠洲が安心して帰れる場所であってほしい」と話した。地元住民や帰省した家族らが海岸に集まった=石川県珠洲市で2025年1月1日午前7時50分、和田大典撮影
能登半島地震から1年となった1日、甚大な被害が出た半島最北端の石川県珠洲(すず)市では各地に献花台が設けられた。市民図書館の献花台には地域住民が次々と訪れ、慰霊碑に手を合わせて犠牲者を追悼した。
夫と訪れた坂尻智美さん(72)=同市正院町=は、地震で自宅が準半壊になり、自宅近くでは仲の良かった住民夫婦が亡くなった。「1年は長かったようであっという間の時間だった。つらいことがたくさんあったが一歩ずつ前を向いて生きていきたい」と涙を流した。
地震に加えて2024年9月の豪雨でも大きな被害が出た大谷小中学校では、県主催の追悼式の様子が中継で映し出され、地震発生時刻の午後4時10分に約60人が黙とうをささげた。
家族3人で訪れた森本美知代さん(59)は地震の影響で同市大谷町の自宅が全壊になり、同市飯田町に移り住んだ。地震発生時刻には珠洲市から離れた石川県かほく市におり、「大谷町にいた娘の叫び声を電話越しに聞いて心臓が止まるような思いをした。大谷町はいまも土砂が残っていて周りの景色が当時と変わらない。一日も早く復興してほしい」と話した。【井村陸】
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