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二重被災の石川・珠洲 ボランティアが年始も泥出し作業 能登地震

毎日新聞 / 2025年1月1日 19時45分

うずたかく積もった土砂をかき出すボランティアら=石川県珠洲市真浦町で2025年1月1日午前10時21分、阿部弘賢撮影

 2024年の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市。同年9月の豪雨災害で二重被災した同市真浦町では新年の1日もボランティアらが建物内の泥を運び出す作業などを行った。

 ボランティアら8人は午前9時前から、「ホテル海楽荘」の館内で、2メートル以上も堆積(たいせき)した土砂をスコップや一輪車を使って屋外へ運び出したり、重機を使ってトラックに載せたりした。海楽荘を経営する池田幸雄さん(当時70歳)が濁流にのまれて亡くなった。

 ボランティアらは年末年始も休まず泥出し作業などを続ける。休暇を利用して24年12月19日から滞在している神奈川県茅ケ崎市の大工、鈴木勝広さん(59)は「想像していたほど復旧が進んでおらず驚いた。能登が早く復興して、若い人が喜んで帰ってくるような町になってほしい」と願った。【阿部弘賢】

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