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3日から「初売り」、福岡の百貨店でも 従業員の働き方改革

毎日新聞 / 2025年1月3日 16時25分

初売りで目当ての商品を求める大勢の人たち=福岡市中央区の大丸福岡天神店で2025年1月3日、金澤稔撮影

 福岡市中央区の大丸福岡天神店で3日、2025年の「初売り」があった。従業員の働き方改革の一環で、同店では例年よりも1日遅く新年の営業を開始。店内は福袋などを求める客でごった返した。

 各地の百貨店では、2日に初売りを始めるのが恒例で、大丸福岡天神店でも00年以降、昨年までは2日から営業を始めていた。福袋などを目当てに客が詰めかけ、大きな売り上げが見込める一方で、従業員らの中には帰省先などでゆっくりと年始を過ごすことが難しい人もいた。

 そこで、大丸松坂屋百貨店の全国15店舗では今年から、働き方改革の一環として、元日に続けて2日も休業。従業員の休みを確保して働く環境を整え、人材確保にもつなげたい考えで、26年以降も続ける予定だ。

 娘夫婦らと福岡天神店を訪れた福岡市の樋口睦子さん(91)は「初売りは外出するいいきっかけになるが、年始は忙しいので、3日から開店がちょうどいい。従業員の方も年始は休みたいでしょう。気持ちをすっきりさせて働けるいい取り組みではないか」と話した。【志村一也】

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