1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

ラッコのリロ、死ぬ 17歳 国内で飼育中のラッコは2頭に 福岡

毎日新聞 / 2025年1月4日 10時26分

ラッコのリロ=2023年10月5日、松本光央撮影

 福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」は4日、同館で飼育していた国内唯一の雄のラッコ、リロが死んだと発表した。17歳で人間に例えれば70歳ぐらいだった。国内で飼育中のラッコは、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)の20歳のメイと16歳のキラのいずれも雌の2頭のみとなった。

 リロは、2007年3月に和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」での国内繁殖で生まれ、12年にマリンワールド海の中道に来た。餌の時間に飼育員の合図でポーズを決めるなどのパフォーマンスが人気で、休日のラッコプール前は多くの来館者であふれていた。

 同館は24年12月27日、朝からリロに体調不良が見られたため、同日からの展示の中止を発表。元日に予定していた餌やり体験も中止となっていた。

 国内の水族館でラッコの飼育が始まったのは1982年。ピーク時の94年には全国で計122頭が飼育されたが、米国やロシアからの輸入が途絶える一方、国内での繁殖も難しいため、飼育頭数は年々減少した。国際自然保護連合(IUCN)はラッコを絶滅危惧種に指定している。【松本光央】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください