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山形・天童で日本一早いサクランボの初出荷 全国の初競りへ

毎日新聞 / 2025年1月4日 15時23分

収穫後、選別されるサクランボ=山形県天童市で2025年1月4日午前10時9分、竹内幹撮影

 山形県天童市で4日、「超促成栽培」と呼ばれる方法で収穫時期を早めたサクランボが日本一早く今年初出荷された。

 大型の鉢に植えた240本の「佐藤錦」「紅秀峰」「やまがた紅王」の木を昨年6月上旬から10月上旬まで大型冷蔵庫に入れた後、温室で育てた。実の大きさと色づきで選別し、化粧箱に詰めて出荷。5日に天童青果市場や東京都中央卸売市場大田市場など全国約20カ所の初競りに出される。

 初夏が旬のサクランボを新春に楽しめることから贈答用に人気で、昨年は500グラムの「佐藤錦」に140万円の高値が付いた。

 今シーズンは約100キロを収穫する予定。栽培に取り組んで22年目の花輪和雄さん(75)は「無事出荷できて、ほっとしている。温度管理に苦労したが、今年は例年に比べて出来がよかった」と話していた。【竹内幹】

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