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東京・国分寺の闇バイト強盗でもリクルーター役か 会社員を再逮捕へ

毎日新聞 / 2025年1月5日 23時0分

東京都国分寺市の強盗事件で、侵入口とみられる勝手口の付近を調べる警視庁の捜査員=東京都国分寺市西恋ケ窪3で2024年10月1日午後2時58分、菅健吾撮影

 首都圏を中心に相次いだ「闇バイト」が絡んだ強盗などのうち、東京都国分寺市で起きた事件で、実行役を集める「リクルーター」で関与したとして、警視庁捜査1課は6日にも、愛知県知多市の会社員、名倉優也被告(31)=強盗致傷などの罪で起訴=を強盗傷害と住居侵入容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で判明した。

 名倉被告は国分寺市の事件翌日の2024年10月1日に、埼玉県所沢市であった強盗致傷事件にもリクルーターで関与したとして逮捕・起訴されていた。「金に困ってやった」と容疑を認めているという。

 捜査関係者によると、名倉被告は9月30日午前4時ごろ、実行役らと共謀して、国分寺市西恋ケ窪3の住宅に勝手口のドアガラスを壊して侵入。住人の60代女性を縛ってハンマーのようなもので殴ってけがをさせ、現金約550万円と財布やネックレスなど14点(時価計約8000円相当)を奪った疑いがある。

 名倉被告は、X(ツイッター)の求人投稿を通じて応募してきた実行役を秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」に誘導。実行役とされる佐藤聖峻(きよたか)被告(25)=強盗致傷などの罪で起訴=に「物品運び」「タタキ」「AK(空き巣)」などと伝え、集合場所の埼玉県内のコンビニエンスストアに向かわせた後、指示役とつないだとされる。名倉被告はシグナルで「名倉」というアカウント名を使っていたという。

 佐藤被告と一緒に国分寺市や所沢市の事件に実行役で関与したとされる森田梨公哉(りきや)被告(25)=強盗致傷罪などで起訴=は別のリクルーターから勧誘されていたとみられる。

 佐藤、森田両被告は国分寺市の事件現場で「エヌバペジュニア」や「夏目漱石」など別々のアカウントから指示を受けており、警視庁は指示役が複数いるとみている。【岩崎歩、菅健吾、朝比奈由佳】

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