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「日本の復権へのろし」 囲碁の日、”世界一”一力本因坊ら打ち初め

毎日新聞 / 2025年1月5日 16時43分

お楽しみ対局に臨む福岡航太朗竜星(右)と藤沢里菜女流本因坊=東京都千代田区の日本棋院で2025年1月5日、武内亮撮影

 「1(い)・5(ご)」の語呂合わせで「囲碁の日」の5日、東京都千代田区の日本棋院で打ち初め式が開かれた。2024年に国際棋戦を制し、日本勢として19年ぶりに世界一になった一力遼本因坊(27)=棋聖、名人、天元=や国際棋戦で2度目の優勝を果たした上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(23)のほか、藤沢里菜女流本因坊(26)=女流名人、扇興杯=や脚本家の加藤正人さんら関係者約100人が出席し、今年の囲碁界の発展を祈った。

 冒頭、あいさつした武宮陽光理事長は「一力さんと上野さんの男女の世界戦優勝で、日本の復権に向けてのろしが上がったと感じた方も多かったのではないか。100周年を迎えた昨年は、囲碁界に新しい風が吹き始める、そんな期待を持たせる出来事が多かった」と振り返り「本年はそれを大きく膨らませていかなければならない」と述べた。

 国際棋戦「応氏杯世界選手権」で世界の頂点に立った一力本因坊は「昨年は囲碁界に明るい話題をお届けすることができたかなと思う。今年は巳(み)年にあやかって、さらに成長していける1年にしたい」と決意を示した。国際棋戦「呉清源杯世界女子囲碁オープン戦」を制した上野女流立葵杯は「皆様のおかげで昨年は楽しく碁を打つことができた。今年は妹(上野梨紗女流棋聖)に負けないように頑張りたい」と抱負を語った。

 この後、男女棋士6人によるお楽しみ対局が行われ、囲碁の日を盛り上げた。【武内亮】

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