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連続強盗「リクルーター」を再逮捕 東京・国分寺の事件にも関与か

毎日新聞 / 2025年1月6日 18時25分

警視庁小金井署に入る名倉優也容疑者=東京都小金井市貫井南3の同署で2025年1月6日午後1時56分、菅健吾撮影

 首都圏を中心に相次いだ強盗などのうち、2024年9月に東京都国分寺市で起きた事件に実行役を集める「リクルーター」で関与したとして、警視庁捜査1課は6日、愛知県知多市の職業不詳、名倉優也被告(31)=強盗致傷などの罪で起訴=を強盗傷害と住居侵入容疑で再逮捕した。

 名倉容疑者は国分寺市の事件翌日に、埼玉県所沢市であった強盗致傷事件にもリクルーターで関与したとして逮捕・起訴されていた。警視庁によると、「消費者金融に数百万円の借金があり、闇バイトに応募した」と供述しているという。

 再逮捕容疑は24年9月30日午前4時ごろ、実行役らと共謀して、国分寺市西恋ケ窪3の住宅に勝手口のドアガラスを壊して侵入。住人の60代女性を縛ってハンマーのようなもので殴ってけがをさせ、現金約550万円と財布やネックレスなど25点(時価計約41万円相当)を奪ったとしている。警視庁は認否を明らかにしていない。

 警視庁によると、名倉容疑者はX(ツイッター)で「ホワイト案件」「運び」などの誘い文句を見て、闇バイトに応募。実行役になることを断ると、指示役から「キャンセル料を払うか、代わりの奴を探せ」と求められたという。

 その後、実行役とされる佐藤聖峻(きよたか)被告(25)=強盗致傷などの罪で起訴=を勧誘し、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」に誘導し、指示役につないだとされる。数万円の報酬を受け取っていたとみられる。

 佐藤被告と一緒に国分寺市と所沢市の事件に実行役で関与したとされる森田梨公哉(りきや)被告(25)=強盗致傷などの罪で起訴=は別のリクルーターに勧誘されていたとみられる。警視庁は指示役が複数いるとみて捜査している。【岩崎歩、菅健吾、朝比奈由佳】

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