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元作家の64歳男性、死亡女性を装い金を無心か 詐欺容疑で再逮捕

毎日新聞 / 2025年1月7日 12時17分

警視庁大崎署に入る高島望容疑者(中央)=東京都品川区大崎4で2025年1月7日午前9時40分、朝比奈由佳撮影

 知人女性になりすまし、女性の親族から現金をだまし取ったなどとして、警視庁大崎署は7日、元作家で住所不定、無職、高島望容疑者(64)を詐欺と窃盗容疑で再逮捕した。

 高島容疑者は東京都品川区の自宅マンションに白骨化した遺体を放置した死体遺棄容疑で、2024年12月18日に逮捕された。遺体は同居していた知人女性とみられる。

 再逮捕容疑は、この知人女性になりすまし、女性の80代の父親にスマートフォンのショートメッセージで「不整脈が悪化している。薬を飲まないと、急性心不全で心停止してしまいそう」などと送信。12月5日、医療費として金融機関の口座に約1万円を振り込ませ、だまし取ったとしている。「食べるのに困ってやりました」と供述し、容疑を認めているという。

 知人女性は20年8月ごろに病死したとみられる。その後、女性の口座からは数回にわたり現金計30万円以上が引き出されており、警視庁は高島容疑者が繰り返し本人になりすましていたとみて調べている。

 高島容疑者は松下政経塾の5期生で、著作に消費者金融大手「武富士」(10年に経営破綻)の創業者に関する「武富士流金儲けの極意 金貸しの神様、ここにあり」がある。【朝比奈由佳】

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