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2024年の交通事故死者 8都道府県で100人超 東京が最多

毎日新聞 / 2025年1月7日 20時42分

中央合同庁舎第2号館に掲げられる警察庁・国家公安委員会の看板=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影

 警察庁は7日、2024年の全国の交通事故死者数は2663人だったと発表した。前年比15人減で、2年ぶりに減少した。

 警察庁によると、統計がある1948年以降で、22年の2610人、21年の2636人に次いで3番目に少なかった。23年は8年ぶりに増加していた。

 都道府県別では、東京146人(前年比10人増)が最多で、4年ぶりの全国最多となった。ほかは、愛知141人(同4人減)▽千葉131人(同4人増)▽大阪127人(同21人減)▽埼玉113人(同9人減)――の順に多かった。

 100人を超えたのは8都道府県。最少は島根の9人(同13人減)だった。

 人口10万人当たりの死者数は徳島の4・75人が最も多く、東京の1・04人が最も少なかった。

 65歳以上の死者数(速報値)は前年比47人増の1513人で9年ぶりに増加した。死者全体に占める割合は56・8%で過去10年で2番目に高かった。死者3人以上の事故は5件で、前年から2件減った。

 全体の事故件数(速報値)は前年比5・6%減の29万792件、負傷者数(同)は同6・0%減の34万3756人だった。

 政府は25年までに年間の死者数を2000人以下とする目標を掲げている。坂井学・国家公安委員長は「子どもや高齢者をはじめとする歩行者の安全確保、自転車の交通ルール順守などを推進するよう警察を指導したい」とのコメントを出した。【山崎征克】

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