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「急」は厳禁 大雪での運転、命守るための注意点 「除雪もして」

毎日新聞 / 2025年1月9日 18時0分

降雪の中、新名神高速道路で立ち往生する大型車両=三重県菰野町で2023年1月25日午後2時6分、兵藤公治撮影

 大雪の際は自動車での外出をできるだけ控えた方がいいが、どうしても必要な場合もある。その時、自分や周囲の安全を守るためには、何に気をつければいいのか。日本自動車連盟(JAF)に、雪道運転の注意点を聞いた。

 JAF東京支部によると、雪道での運転は想像以上にタイヤが滑るため、急な車線変更や急ブレーキは厳禁。スタッドレスタイヤやチェーンを装着した上で、余裕を持ってアクセルやブレーキを操作する必要がある。

 また、車の屋根に積もった雪はブレーキを踏んだ際にフロントガラスを覆ってしまい、前が見えなくなる危険がある。屋根以外でも、雪が道路に落ちると後続車の事故の原因になるので「車は除雪してから運転してほしい」という。

 強い風雪により視界が白一色になる「ホワイトアウト」が発生すると、数十センチ先も確認できなくなり、前後左右だけでなく上下感覚も失いかねない。ハザードランプを点灯させ、速やかに安全な場所で停車させよう。

 止まっている際も注意が必要だ。降雪中に停車するとマフラーが雪でふさがれ、車内に一酸化炭素が流れ込む恐れがある。マフラーの周辺だけでも除雪すれば防ぐことができるという。

 立ち往生して車が完全に雪に覆われてしまった場合は、窓を1センチほど開けてエンジンを止め、換気して救援を待つ。事前にスコップや毛布を積んでおくとよい。

 身動きが取れなくなった場合、道路緊急ダイヤル(#9910)や、JAF(#8139)に救援を求めるか、必要に応じて警察に通報する。JAFの担当者は「大雪の際は基本的に外出を控えてほしいが、運転する場合は準備を万全に整えてほしい」と話している。【白川徹】

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