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鹿島沖漁船転覆、乗組員全員がライフジャケット未着用か 茨城

毎日新聞 / 2025年1月9日 18時47分

鹿島海上保安署が入る鹿島港湾合同庁舎=茨城県神栖市で2025年1月6日午前10時33分、斉藤瞳撮影

 鹿島港沖でイワシ漁をしていた巻き網漁船が転覆・沈没した事故で、乗組員20人全員がライフジャケットを着用していなかったことが9日、鹿島海上保安署への取材で判明した。乗組員は「網に魚が多く入ったことで徐々に船体が傾いた」と証言しているが、海保は過失があるとみて業務上過失致死容疑などで捜査をしている。

 ライフジャケットの着用は法律で義務づけられている。鹿島海保によると、乗組員への聞き取りで、事故当時は全員がライフジャケットを身に着けていなかったという趣旨の話をしている。

 事故は6日午前2時5分ごろ、鹿島港から東約31キロの沖合で発生。大津漁協(北茨城市)に所属する漁船「第8大浜丸」(80トン)が転覆・沈没した。日本人とインドネシア人の乗組員20人のうち17人が救助されたが50代と60代の日本人男性2人が死亡。9日午後5時現在、3人が行方不明となっている。

 鹿島海保によると、他の漁船が沈没したとみられる船影を確認したという情報もあり、7日午前に海上保安庁の遠隔操作型無人潜水機(ROV)で捜索。水深が深く、漁網が障害となり、沈没した船体を確認することはできなかった。その日にROVが故障しており、再投入のめどは立っていない。【西夏生、信田真由美】

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