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王将戦第1局 前例の少ない相掛かりに「意外な進行」と森内九段

毎日新聞 / 2025年1月12日 13時27分

第74期王将戦七番勝負の第1局で2手目を指す藤井聡太王将=静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で2025年1月12日午前9時1分

 静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で12日始まった藤井聡太王将(22)と挑戦者・永瀬拓矢九段(32)のALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第1局は同日午後0時半、30手の局面で昼食休憩に入った。午後1時半に再開する。

 先手番の永瀬九段の主導で相掛かりの戦いになった。藤井王将が12手目に5二玉ではなく、4二玉と上がったのが珍しく、立会の森内俊之九段は「マイナーな定跡で意外な進行。両者の研究がどこまで進んでいるのか気になる」と話した。

 27手目に永瀬九段が指した1五歩の端攻めで前例を離れ、未知の戦いに入った。ただ、わずか8分の考慮時間に解説の神谷広志八段は「研究の範囲だろう」と驚いた。藤井王将が40分考えて同歩と応じると、永瀬九段はまたもや7分の短考で8七歩と8筋を補強した。

 これにも藤井王将の手が止まり、2手連続の長考となった。「(藤井王将の側にも)有力な手がいくつかあるが、永瀬九段の想定にはまってはいけませんから」と森内九段。結局、考慮時間は54分に及び、藤井王将は3四歩と指し、この将棋で初めて角道を開けた。

 永瀬九段が31分考えたところで、そのまま昼食休憩に入った。神谷八段は「永瀬九段は研究通りの局面。藤井王将は時間の使い方を見ると、研究していない局面だと思う」と話した。【新土居仁昌】

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