1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

藤井王将、1時間半の大長考は驚がくの一手 王将戦第1局

毎日新聞 / 2025年1月13日 12時57分

第74期王将戦七番勝負第1局2日目、封じ手を指す挑戦者の永瀬拓矢九段(左)。右は藤井聡太王将=静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で2025年1月13日午前8時58分

 静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で13日朝に再開した藤井聡太王将(22)と挑戦者・永瀬拓矢九段(32)のALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第1局は同日午後0時半、54手まで進んだところで1時間の昼食休憩に入った。残り時間は永瀬九段3時間10分、藤井王将1時間46分。

 相掛かりの力戦になり、先手番の永瀬九段が攻勢に立った本局。永瀬九段は7七桂の封じ手(47手目)の後も攻撃の手を緩めない。6五桂(51手目)、4五桂(53手目)と、いずれも短い考慮時間で左右の桂馬が五段目に跳ね出し、迫力満点だ。

 防戦に追われる藤井王将は、少しでも間違えると一気に形勢を損ねる恐れがあり、惜しみなく時間を使って考えている。4五桂への応手に1時間16分考えた時点で、永瀬九段の消費時間を2時間上回った。なおも考え続け、1時間半の大長考の末、1筋の金を2三金と寄った。

 控室の検討では「指しにくい」とされていた手で、解説の神谷広志八段は「へえー」を連発。「1秒も考えませんでした。やりたい放題やられそうな気もするが、藤井王将が1時間半も考えた手ですからね」と驚がくしていた。

 永瀬九段も意表を突かれたのか、50分考え、次の手を指さずに昼食休憩に入った。【新土居仁昌】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください