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東京・江戸川の殺人事件 被告の中学校教諭が初公判で無罪主張

毎日新聞 / 2025年1月16日 10時23分

警視庁小松川署を出る尾本幸祐被告=東京都江戸川区で2023年5月11日午後0時3分、手塚耕一郎撮影

 2023年2月、東京都江戸川区の住宅で契約社員の山岸正文さん(当時63歳)を殺害したとして、殺人と住居侵入の罪に問われた江戸川区立中学校教諭=休職中=の尾本幸祐被告(38)は16日、東京地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で起訴内容を否認し、無罪を主張した。

 起訴状によると、尾本被告は23年2月24日、無施錠の玄関から山岸さん宅に侵入し、山岸さんの首や顔を刃物で複数回切りつけて殺害したとされる。

 警視庁は23年5月、金品を盗む目的で尾本被告が山岸さん宅に侵入し、山岸さんと鉢合わせして殺害した可能性があるとみて、尾本被告を逮捕した。

 尾本被告は逮捕前の任意聴取に対し、山岸さんから荷物の運搬を頼まれて家に土足で入ったことがあると説明。逮捕後も否認や黙秘をしていたという。

 江戸川区教育委員会によると、尾本被告は10年4月、教諭として採用され、特別支援学級を担当していた。

 事件時に在籍していた中学校には22年4月に赴任し、起訴されたことを受けて休職している。【飯田憲】

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