中居正広さん女性問題、フジテレビが調査開始 日テレの番組は降板

中居正広さん＝長谷川直亮撮影

　女性とのトラブルが報じられているタレントの中居正広さん（52）の問題で、フジテレビは15日、昨年から外部の弁護士を入れて事実確認の調査を開始していることを明らかにし、「今後の調査結果を踏まえ、適切な対応をしていく」とコメントした。

　中居さんを巡っては昨年12月、「週刊文春」が芸能関係の女性とのトラブルから中居さんが女性に9000万円の解決金を払ったとする記事を掲載するなど、報道が相次いだ。また、トラブルにフジ社員の関与があったと報じられたことに、フジは同月、否定するコメントを公式サイトに掲載していた。中居さんは今月9日、自身のホームページで週刊誌などに報じられた女性とのトラブルを事実と認め、謝罪するコメントを発表した。

　日本テレビは15日、同局系のバラエティー番組「ザ！世界仰天ニュース」の司会を務める中居さんが番組を降板すると公式サイトで発表した。昨年12月に問題が報道された後、中居さんのレギュラー出演番組で、降板が発表されるのは初めて。日テレは「中居さんサイドと対話を続けてきたが、さまざまなニュースを扱う番組の司会という役割などを鑑み、総合的に判断した」と説明した。番組自体は今後も続けるという。

　中居さんのレギュラー番組を持つテレビ朝日とフジはこれまでに、番組の当面の放送休止を発表してきた。TBSは放送の度に、差し替えなどの対応を取っている。【諸隈美紗稀、平本絢子】