川崎火災で3人死亡 アパート住民「たばこの不始末」失火ほのめかす

火災で全焼したアパート＝川崎市川崎区で2025年1月16日午前10時15分、本社ヘリから

　16日午前4時20分ごろ、川崎市川崎区田町1の木造2階建てアパートの一室から出火、隣接する木造2階建てアパートと合わせて計2棟が全焼した。焼け跡から3人の遺体が見つかった。

　神奈川県警川崎臨港署によると、出火したアパートに住む70、80代の男性3人と連絡が取れておらず、身元の確認を急いでいる。ほかに住民ら4人がやけどを負うなどのけがをした。

　捜査関係者によると、出火元のアパートで暮らす高齢男性が「（自身の）たばこの不始末だった」と失火をほのめかしているといい、同署は重過失致死傷容疑を視野に調べる。

　現場は京急大師線大師橋駅の南東約200メートルにある住宅街。【宮本麻由】