フジ社長、定例会見前倒し理由は「調査委設置の決定」 中居さん問題
毎日新聞 / 2025年1月17日 16時54分
タレントの中居正広さん(52)の女性トラブルに、フジテレビ社員が関与したと報じられている問題で、フジテレビの港浩一社長が17日、記者会見した。報道各社に会見の通知があったのは、会見開催前日の16日だった。このタイミングで会見を開いたことについて、フジテレビは「昨年より弁護士が調査を進め、お問い合わせの広報対応もしてきた。関係各所に多大なご迷惑をおかけしていること、また調査委員会の設置が決まったことから、定例の社長会見を前倒ししてやることにした」と説明した。
中居さんを巡っては昨年12月中旬、週刊誌「女性セブン」が女性との「深刻なトラブル」を報道。同月下旬に「週刊文春」が芸能関係の女性とのトラブルから、中居さんが女性に9000万円の解決金を支払ったとする記事を掲載するなど、報道が相次いだ。
フジテレビは同月、「(社員は)一切関与していない」と、否定のコメントを公式サイトに掲載。中居さんがMCを務めるバラエティー番組「だれかtoなかい」(日曜午後9時)について、12日の放送から当面の間休止すると8日に番組公式ホームページで発表した。休止の理由について「番組MCの中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果」と説明していた。
また、15日には、昨年から外部の弁護士を入れて事実確認の調査を開始していると明らかにし、「今後の調査結果を踏まえ、適切な対応をしていく」とコメントしていた。
一方、中居さんは9日、自身のホームページで週刊誌などに報じられた女性とのトラブルを事実と認め、「今回のトラブルはすべて私の至らなさによるもの。心よりお詫(わ)び申し上げる」と謝罪のコメントを発表した。
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