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人気の「あざらしソフト」誕生 きっかけはイルカ 新江ノ島水族館 

毎日新聞 / 2025年1月18日 15時42分

あざらしソフトと、飼育されているゴマフアザラシ=藤沢市の新江ノ島水族館で1月17日、宮本麻由撮影

 「えのすい」の名称で親しまれている新江ノ島水族館(藤沢市)で「あざらしソフト」(390円)が人気を集めている。飼育されているゴマフアザラシをイメージし2017年11月から販売されている人気商品だが、昨年4月のゴマフアザラシの赤ちゃん「ココア」の誕生などで再注目され、今年度の売り上げは昨年12月時点ですでに過去最高に達した。ただ、えのすいと言えばイルカショーが有名。なぜアザラシなのか…

 「あざらしソフト」は、江の島の風景も一望できる館内の飲食売店「オーシャンカフェ」で販売されている。黒ごま味のグレーのソフトクリームに黒ごまを振りかけ、ゴマフアザラシの肌とそっくりに模している。

 販売当初から館内の売店では売り上げナンバーワンの人気商品となったが、今年度は「ココア」誕生に加え、かわいらしい見た目がSNS(ネット交流サービス)で話題になるなどさらに注目を集めた。寒い冬でも買い求める客は多い。

 「あざらしソフト」誕生のきっかけは、実はイルカだ。

 えのすいは国内で初めて本格的なイルカショーを開催した水族館。当初、イルカをテーマにした商品は作れないかと考えた職員が館内で人気だったソフトクリームに注目し、イルカの色に合わせて黒ごま味のソフトクリームを作った。ところが完成したソフトクリームの色はイルカというより、ゴマフアザラシの色とそっくりだったという。

 飲食チームの小沢茂之さん(55)は「見た目はもちろん、黒ごまの味にもこだわっています」と自信たっぷりだ。【宮本麻由】

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