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地盤沈下の原因「リニア工事の可能性が高い」 JR東海、家屋補修着手

毎日新聞 / 2025年1月19日 11時23分

JR東海

 岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町のリニア中央新幹線工事現場近くで地盤沈下が起きている問題で、JR東海は18日の住民説明会で、「トンネル工事が原因の可能性が高い」と明らかにした。沈下で傾いた家屋の補修工事に着手したが、数センチ以上さらに沈下する可能性を示唆した。同社がトンネル工事と地盤沈下との因果関係の可能性を認めたのは初めて。

 大湫町での地盤沈下は最大7・7センチに拡大。同社が14日までに調査対象の家屋の約15%を調べたところ、所有者約10人から傾きなどについて相談があった。うち数軒をJR東海負担で補修した。

 地盤沈下や井戸枯れの原因とみられるトンネル内の湧水(ゆうすい)は、今月の調査で毎秒約10リットルと、昨夏よりは4割ほど少なくなった。解析の結果、湧水による水位低下はまだ1年ほど続き、現在より5メートル程度下がる可能性があるとみている。

 同社は水確保のため、木曽川支流の神田川流域近くに代替水源を確保する▽湧水を地区西側のため池までポンプでくみ上げる――といった対策を検討していることも明らかにした。

 このほか地盤沈下で水田が傾き、排水しにくくなった用水路があることが判明。応急措置として排水用の塩ビ管を設置するとした。【太田圭介】

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