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岸田前首相襲撃事件、第1回公判前手続きに被告も出席 和歌山地裁

毎日新聞 / 2025年1月20日 18時45分

和歌山県警和歌山西署から送検される木村隆二容疑者(中央)=和歌山市で2023年4月17日午前8時41分、大西岳彦撮影

 和歌山市の漁港で岸田文雄前首相のそばにパイプ爆弾が投げつけられた事件で、殺人未遂などの罪に問われた木村隆二被告(25)の第1回公判前整理手続きが20日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれた。争点や証拠などを絞り込む非公開の手続きで、被告も出席して約10分で終わった。

 弁護団によると、手続きはこの日で終了したという。弁護団は、同席した被告の発言や態度、手続きの内容について明らかにしなかった。

 また、地裁は20日、2月4日から始まる裁判員裁判の詳しい審理計画を示した。審理は4回行われ、被告人質問は同6日にある。証人は計4人が出廷し、同19日に判決が言い渡される。

 起訴状などによると、被告は2023年4月15日、衆院和歌山1区補選の応援演説で和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港を訪れた岸田前首相に殺傷能力のあるパイプ爆弾を投げつけ、爆発させたなどとされる。岸田前首相は無事だったが警察官と聴衆の計2人が軽傷を負った。【藤木俊治】

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