1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

芸者と気軽に触れ合いを 箱根湯本にカフェバー、「見番」リフォーム

毎日新聞 / 2025年1月22日 16時30分

「芸者カフェバーはな」のプレオープンの様子。2日間で約100人が訪れた=神奈川県箱根町で2025年1月17日、本橋由紀撮影

 箱根芸者による「芸者カフェバーはな」が23日、箱根湯本(神奈川県箱根町)にオープンする。33軒の置き屋で作る箱根湯本芸能組合(舘美喜子組合長)が国内外の観光客らと触れ合う場として、組合の事務所(見番(けんばん))をリフォームして新しい挑戦に乗り出す。【本橋由紀】

 箱根芸者は宴席に呼ばれ、接客とともに唄や踊りなどの芸を披露して客を楽しませている。1989~90年ごろには400人を超える芸者がいたという。現在は、芸者が呼ばれる宴席が減り、18歳から70代までの約130人が組合に所属している。

 見番には踊りの稽古(けいこ)や年1回のおさらい会をする舞台があるが、夜は使われていない。広報担当の竹沢政子理事によると、2023年ごろから「この場を活用しよう」というアイデアがもちあがったという。箱根町観光協会などから、「夜間に案内できる場が少ない」などの相談もあった。

 カフェバーは午後6時から午前0時まで、2~3人の芸者が交代で店に立つ。店内はカウンターとテーブル、小上がり席がある。外からふらっと入れる雰囲気を重視し、目に留まりやすいように赤い看板を設置、着物姿で店内にいるところなど、中の雰囲気が見えるつくりにした。

 芸者の伊央さんは「飲食業はみんな初めてでまだ戸惑いはあるが、この間、昼から夜までずっと準備してきた。地元でかわいがられる存在にしたい」と話した。

 1月は休まず営業する。2月からは日曜日と月曜日を定休にし、第1・第3土曜日は午後8時から唄や踊り、お遊びなどを楽しめるイベント「ふらっと芸者」(40分、ワンドリンク付き3000円)を開く。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください