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天皇、皇后両陛下の硫黄島訪問を検討 戦後80年で追悼 宮内庁

毎日新聞 / 2025年1月22日 19時5分

 宮内庁が4月に天皇、皇后両陛下の硫黄島(東京都小笠原村)訪問を検討していることが関係者への取材で判明した。戦後80年の今年、宮内庁は両陛下の広島と長崎、沖縄への訪問を調整しており、太平洋戦争末期に激戦地となった硫黄島でも戦没者を追悼されることになる見通し。

 硫黄島では2万人以上の日本軍守備隊が戦死している。上皇ご夫妻は戦後50年の前年にあたる1994年2月に硫黄島を訪れ、国が日本の戦没兵のために建立した硫黄島戦没者の碑(天山慰霊碑)と、東京都がすべての戦死者を慰霊するために建てた「鎮魂の丘」で拝礼している。宮内庁は両陛下も2カ所に足を運ぶことを検討している。

 天皇陛下は2023年2月の誕生日に合わせた記者会見で、激しい地上戦があり、戦没者の遺骨が多く残されている硫黄島への思いを問われ「大変悲惨な戦闘が行われ、また多くの方が亡くなられたことを私も本当に残念に思っております」と答えている。【高島博之】

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