洗濯バサミ7万個が織りなす不思議空間 千葉・アンデルセン公園
毎日新聞 / 2025年1月23日 11時17分
「ふなばしアンデルセン公園 子ども美術館」(千葉県船橋市金堀町)で、アーティストの高本敦基さん(45)による「幾千万の洗濯バサミから見える世界」が開かれている。3月16日まで。
高本さんは広島県出身、金沢美術工芸大卒。せっけんなど生活用品を使った造形作品を手掛け2014年、新進アーティストの登竜門とされる「第17回岡本太郎現代芸術賞」で特別賞などを受けた。
会場では、約7万個の赤や白、青、黄色などの洗濯バサミを使い、高さ約4メートルの滝をイメージした円柱などを配置した作品「TheFall」などが展示され、不思議な空間を造り出している。
高本さんは「身の回りにある日常的なものをたくさん並べることで、見慣れたものがまったく違うものに見えてくる。滝にもバベルの塔にも見えるかもしれない。その面白さを感じてほしい」と語る。
月曜(2月24日、3月3日除く)と2月17~21日休館。公園の入園料は一般900円、小中学生200円など。問い合わせは同館(047・457・6661)。【石塚孝志】
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