1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

救急搬送困難 1週間で過去最多565件 インフル流行影響か 茨城

毎日新聞 / 2025年1月24日 11時21分

走行する救急車=曽根田和久撮影

 救急車の到着後、患者の受け入れ先を医療機関に4回以上断られるなど、たらい回しにされる「救急搬送困難事案」が2025年1月第2週(6~12日)に1週間で過去最多となる565件となったことが茨城県のまとめで判明した。速報値の段階だが、2週連続で過去最多を更新しており、県は「例年、年末年始辺りは救急搬送件数がピークになる時期。インフルエンザの流行も重なり、伸びた可能性がある」とみている。

 県医療政策課によると、これまでの1週間最多件数は23年1月第2週の394件だったが、25年1月第1週(24年12月30日~25年1月5日)は445件と過去最多を更新。その後も増加し、第2週(6~12日)は前年同週の2倍以上に当たる565件だった。

 県内の救急搬送件数は24年12月第2週以降、前年を上回る状況が続いていた。インフルエンザの流行が要因とみられる。県内では24年12月第3週(16~22日)のインフルエンザの感染者数が医療機関からの報告で1医療機関当たり30人を超え、県は流行警報を発令。年末年始にかけて60人を超え、25年1月第2週で40・75人に減少したが、例年に比べて感染者数が多い状況が続いている。

 県内の消防からも「発熱による救急搬送が増えている」と報告があるという。県はインフルエンザの流行で救急医療が逼迫(ひっぱく)し、患者の受け入れにも影響を及ぼした可能性があるとみて、分析を進める方針だ。【川島一輝】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください