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王将戦第2局、2日目始まる 藤井聡太王将の封じ手は予想外の5六角

毎日新聞 / 2025年1月26日 9時45分

第74期王将戦七番勝負第2局2日目、対局再開前に駒を並べる藤井聡太王将(右)と挑戦者の永瀬拓矢九段=京都市の伏見稲荷大社で2025年1月26日午前8時53分

 京都市の伏見稲荷大社で25日に始まった藤井聡太王将(22)と挑戦者・永瀬拓矢九段(32)のALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第2局は26日午前9時、2日目の対局が始まった。

 後手番の永瀬九段の誘導で「横歩取り」の戦いになった本局。永瀬九段の2時間半超えの長考が控室の検討陣を驚かせた。自陣に隙(すき)を作らず、相手の出方を待った手。これに藤井王将も1時間15分考えて、指し手を封じた。

 対局の再開前、立会の久保利明九段が封じ手用紙が入った封筒を開封し、「5六角です」と読み上げた。控室の検討では挙がっていなかった手。解説の高見泰地七段は「2三と8三の地点に利かしたことは分かるが、永瀬九段も意表を突かれたと思う。手を渡された藤井王将が、永瀬九段に手を渡し返した抽象的な一手」と驚いた表情だった。【新土居仁昌】

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