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フジテレビ次期社長「信頼回復なくしてフジテレビの未来ない」

毎日新聞 / 2025年1月27日 16時58分

記者会見で発言するフジテレビの清水賢治次期社長=東京都港区のフジテレビで2025年1月27日午後4時13分、藤井達也撮影

 タレントを引退した中居正広さん(52)と女性のトラブルに社員が関与したと週刊誌に報じられたフジテレビは27日、東京都港区の本社でオープン形式の記者会見を開いた。退任を発表したフジの港浩一社長の後任に選任されたフジ・メディア・ホールディングス(HD)の清水賢治専務取締役は「信頼回復なくしてフジテレビの未来はない」と述べ、信頼回復に向けた決意を語った。フジテレビ側の冒頭の主な発言は以下の通り。【デジタル報道グループ】

清水賢治・フジHD専務取締役

 初めに今回報道されている事案において、女性への配慮が欠けた対応をしたことに対し、深くおわび申し上げます。

 またフジテレビが多くの皆さまの信頼を失っている現状を重く受けとめています。本当に申し訳ございません。

 今回の事案は信頼の重みと失うことの深刻さを改めて私たちに突きつけています。

 今問われている「人権」とは、誰もが生まれながらに持つ最も基本的な権利です。これを侵害する行為は決して許されません。この考えに基づき、逸脱する行為への厳正な対処、再発防止策の徹底を決意を持って進めてまいります。

 フジテレビには、視聴者に喜んでいただけるコンテンツを届けたい、広告主の皆さまのお役に立ちたいという熱意を持った素晴らしい仲間がいっぱいいます。この仲間たちとともに課題を乗り越え、新たな未来を築いてまいります。

 信頼回復なくしてフジテレビに未来はありません。この覚悟を胸に全力で取り組む所存です。ゼロからのスタートです。

金光修・フジHD社長

 フジHDとフジテレビは23日に臨時取締役会を開き、本件に関して、第三者委員会の設置を決議しました。

 なぜ社内調査ではなく、第三者委員会を設置する判断に至ったのか。

 今回の件は、週刊誌報道をきっかけとしていますが、これを調査するにあたり社内調査のような当事者によるヒアリングのみでは身内による甘い評価に陥る可能性があり、客観的な事実を把握することには限界があると判断しました。

 事実関係を明らかにするために、客観性と独立性が担保された調査が必要だと考えます。利害関係を持たない弁護士で構成された第三者委員会の設置を決定いたしました。この形が最も信頼性と透明性を確保できると考えたわけです。

 次に17日の会見におけるフジテレビ役員の発言についてご説明いたします。

 この時点でフジテレビとしましては、第三者委員会の設置を視野に入れつつも、最終的な決定に至っておらず、会見で担当役員が「第三者の弁護士を中心とした調査委員会です」と、曖昧な発言をいたしました。

 この発言により甘い調査を疑われる事態となり、調査への姿勢に疑問を生じさせたことにつきましては、この席でおわび申し上げます。

 第三者委員会からは、調査報告の提出期限を3月末をめどとしているとの説明を受けております。報告が提出され次第、速やかに公表いたします。

 フジテレビおよびフジHDとして信頼回復に向け、第三者委員会の設置に加え、できる限りの対策を講じ、透明性のある対応を進めてまいります。

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