フジテレビ社長「願わくば直接おわびしたい」 女性に謝罪の意向

記者会見の冒頭で謝罪する（左から）フジテレビの遠藤龍之介副会長、港浩一社長、嘉納修治会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長＝東京都港区のフジテレビで2025年1月27日午後4時3分、藤井達也撮影

　タレントを引退した中居正広さん（52）と女性のトラブルに社員が関与したと週刊誌に報じられたフジテレビは27日、東京都港区の本社でオープン形式の記者会見を開いた。フジの港浩一社長は会見の冒頭、「願わくば、ご本人にお会いして直接おわびしたい」と述べるなど、女性に対して謝罪した。報道陣との主な一問一答は以下の通り。【デジタル報道グループ】

　――一番最後に被害女性に会ったのはいつか。

　◆（港氏）去年の夏にお会いした。残念ながら、希望していた職場復帰はかなわなかったが、ご自身の意思で仕事を離れるということであいさつに来てくれた。

　――会見の冒頭で女性に直接会って謝りたいと発言した。何と言いたいか。

　◆（港氏）彼女の心身のケアを最優先にやってきていたが、そのやり方のなかで、今思えば反省点もある。

　あまりにも少人数で対応しようとしたので、もう少し女性に対して他のケアができたと思う。

　ただ、彼女のコンディションにより、頻繁にコミュニケーションを取れない時期もあった。

　夏にお会いしたときは体調が良さそうだったのでうれしかったし、短い時間だったが楽しい会話ができたとは思っている。

　だが、週刊誌報道などで女性の気持ちが、我々と向き合っていたときと違っていると伝わってきているので、もう一度お会いしてしっかり足りなかったところ、いろいろなところを謝罪したい。