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中国道の足場落下 作業員2人死亡 老朽道路の床取り換え工事中

毎日新聞 / 2025年1月27日 20時37分

工事中に足場が崩れ作業員が転落した中国自動車道の事故現場を調べる捜査員ら=広島県廿日市市で2025年1月28日午前10時53分、本社ヘリから

 27日午後3時半ごろ、広島県廿日市市吉和の中国自動車道下り線の工事現場で、「作業員5人が転落した」と関係者から119番があった。5人とも約20メートル下に転落し、男性2人の死亡が確認された。作業中に足場が崩れたことが原因とみられ、広島県警が詳しい状況を調べている。

 他に20代と50代の男性2人が重傷。別の20代男性もけがをしており、いずれも救急搬送されて治療を受けている。

 県警廿日市署によると、亡くなったのは会社員の年清友浩さん(49)=広島県福山市=と、インドネシア国籍で会社員のトリス・リズキ・アクバル・レフォルマンシャーさん(26)=島根県益田市。

 転落事故は広島県安芸太田町の戸河内インターチェンジ(IC)―廿日市市の吉和IC間で発生。吉和IC北東約500メートルの「鷹の巣橋」の改修工事に伴い、足場を組む作業をしていたという。

 ネクスコ西日本によると、老朽化した道路の床部分を取り換える工事で、2024年7月から両IC間で実施されていた。オリエンタル白石(東京)と日本橋梁(大阪)の共同企業体が受注。転落した作業員らが所属しているとみられる。 現場は広島市中心部から北西約30キロの山間部。【中村清雅、郡悠介】

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